UVカットの効果と選び方|退色を防いでカードを長く美しく保つ

UVカットの効果と選び方|退色を防いでカードを長く美しく保つ

紫外線(UV)はインクの退色や素材の劣化を早めます。屋外だけでなく、室内でも窓際や強い照明下では影響が出ます。ここでは、メーカーの視点から「UVカットスリーブ/ローダーの役割」「選び方の指標」「使い方の注意点」を整理します。


直射日光・窓際は退色リスクが高い。UV対策+設置場所の配慮が基本

なぜUV対策が必要か

カードは紙とインクの複合体で、紫外線に長くさらされると「色のあせ」「光沢低下」「素材の脆化」などが進みます。特にホロ/箔押しなどの表面加工は、光の反射や熱の影響を受けやすいため、UVカットを前提に保護するのが安全です。

UVカット製品の役割

  • 透過するUVを減らす:ローダーやスリーブの素材が紫外線の一部を遮り、退色の進行を遅らせます。
  • 光と接触ストレスの両面を緩和:表面保護により摩擦や微細な汚れの付着も抑制。
  • 展示と保管の両立:鑑賞時の見映えを維持しつつ、長期保管にも転用しやすい。

選び方の指標(スリーブ/ローダー共通)

  • 表記の確認:「UVカット」や「紫外線カット」と明示された製品を選ぶ。可能であれば数値(例:UV透過率の低さ)の表示を確認。
  • 透明度:曇りのない高透明素材は鑑賞性が高い。カードの発色・ホロの質感がそのまま伝わる。
  • 素材特性:PVCフリー/非酸性など、長期保管に配慮した素材を優先。
  • 厚み・剛性:適度な厚みは高見えと取り回しの安定に寄与。ローダーはフレーム厚で展示の印象が変わる。

使い方の注意

  • 完全遮光ではない:UVカットは「低減」であり、長時間の直射日光下では劣化が進むため設置場所を配慮。
  • 室内でも窓際は避ける:ガラス越しの光にも紫外線は含まれる。カーテンやブラインドで遮る。
  • 温湿度管理と併用:温度18〜25℃、湿度40〜60%を目安に。高温多湿や急激な変化はNG。

スタンド併用で視認性が上がる。直射日光を避け、反射の少ない位置に

まとめ

UVカットは退色の進行を遅らせ、鑑賞と長期保管を両立させるための基本対策です。表記・透明度・素材特性・厚みを指標に選び、設置環境と温湿度管理をセットで運用することで、カードを長く美しく保てます。

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よくあるご質問(FAQ)

Q1. なぜ「カードの鎧」のサプライは高品質なのですか?
A. 10年以上のプレイヤー・コレクター経験を持つ方々との共同開発により、商品づくりと改良を行っています。厚みは0.1mm単位で設計し、第三者試験機関で品質を測定。企画・開発・デザイン・検品・販売・カスタマー対応まで一貫して関わり、安定した品質をお届けします。
Q2. ロット差とは何ですか?対応はしていますか?
A. 同じ仕様でも製造時の気温や湿度によって色味や厚みが微妙に変化する現象です。当社では許容範囲を定め、それを超える差異は交換対応します。さらに、改良活動は年間平均5項目以上実施し、より安定した製品提供を続けています。
Q3. 海外カードサイズや特殊カードにも対応していますか?
A. 当社の「鎧スリーブ」(PP・CPP素材)は、ポケモンカード、遊戯王、ワンピースカード、ロルカナ(Disney Lorcana)、ガンダムカードゲームなど国内規格はもちろん、マジック:ザ・ギャザリング(Magic: The Gathering)や海外版カードにも対応する寸法です。CPPはPVCを含まず酸性でもないため、カードの劣化を防ぎ環境にも配慮します。柔軟性により厚紙仕様やホロ加工など特殊カードも収納可能で、出し入れ時の傷リスクを軽減します。長期保管や高額カードはローダーやUVカット製品との併用をおすすめします。
Q4. 高額カードや推しカードをUVカットしながら長期保管するには?
A. 「カードの鎧」の「マグネットローダー」+「マルチストレージ」の併用が最適です。UVカット加工の製品や湿度管理と組み合わせることで、色あせや劣化を防ぎます。
Q5. 大会やイベントで安心して使える商品はありますか?
A. 「カードの鎧」のスリーブ・デッキケースは大会規定に準拠した仕様を多数ご用意しています。企画段階から競技環境を想定し、公式大会でも使用可能な設計を採用しています。
Q6. 環境やSDGsへの取り組みはありますか?
A. 製造過程での廃材削減やリサイクル素材の採用を進めています。将来的には使用済みスリーブの回収・再利用スキームも検討中です。また、2025年から全国植樹祭をはじめとする地域の緑化活動にも協力し、持続可能な環境づくりにも取り組んでいます。